英文財務諸表の作成のポイント 開示様式の違い

 

US基準や国際会計基準で作成した財務諸表の注記は、記述内容が詳細です。その企業の事業の説明、収益認識基準をはじめとした会計方針、注記の表については、会計基準の開示要件に則りつつ「読み易さ」を優先して独自に体裁を決定し、金額的に重要な内容については、財務諸表利用者に判り易いよう十分文章で説明されています。

 

一方、有価証券報告書掲載の日本の会計基準による連結財務諸表は、注記の表の様式体裁が定められており、説明的文章も限定的です。また、開示規則に基づく法形式重視の開示がなされているため、実態重視のUS基準ではひとつのカテゴリーで開示される情報が、複数の箇所に分かれて記載されています。あるいは、同じ内容が複数の箇所で重複していることもあります。注記内容をより明確に説明するため、経理の状況以外の箇所から情報を読み取って、注記に追加加筆したほうがよい箇所もあります。

 

海外投資家にとって、財務諸表は「読み物」です。有価証券報告書を単純翻訳し、注記の順番を欧米式に並び替えただけの英文財務諸表は、大変稚拙な印象を与えかねませんので注意が必要です。有価証券報告書の内容に基づき、情報の過不足なく、かつ情報として読み易い英文財務諸表の作成が求められます。




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