経理アウトソーシング
戦略的観点からの経理業務のアウトソース需要に対応いたします。
経理アウトソーシングの概要・主なサービス
国内上場企業や日本各地に拠点を有する企業から、経理・財務機能の強化や経理スタッフの不足という観点より、出納業務を含む経理業務全般をアウトソーシングしたいというご要望が増えてきています。
大手企業の出納業務や仕訳伝票の起票・検証などの作業は、これらの業務を社外に委託することにより、起票プロセスやルールの策定と順守、個人の能力に依拠しない業務の標準化を図ることができます。また、社内のリソースをグループ会社管理、連結決算、税務、IFRS導入等に集中させたいという狙いにも合致します。
大手企業の場合は、経理業務のアウトソースにあたっては段階を踏んだ移管や手続きの策定が非常に重要となります。運用開始後も、処理する伝票量やデータも多くなりますので、経理・財務部や起票部署と密にコミュニケーションを図りながら業務を行ってまいります。
標準サービス
- 仕訳伝票、未払金・買掛金伝票、立替経費精算のチェック
- 請求書発行や売上計上、入金消込処理
- 固定資産登録管理等
- インターネットバンキング振込データ処理
- 海外送金・入金処理、日銀報告作成
- 公共料金や税金等の納付
- 銀行口座間の資金移動
- 月末や期末の口座残高の確認
- 監査法人からの取引残高確認書への回答
経理業務全般のアウトソーシング
規模が小さい会社であれば、経理業務全般をアウトソーシングすることが可能です。
派遣と異なり、弊社が責任を持って業務の品質を管理しますので、日常の出納業務、記帳業務から月次決算書の作成まで、安心してお任せいただけます。
経理アウトソーシングの報酬は、伝票1枚X円という従量制ではなく、事前の工数見積りによる定額報酬をベースとしております。また、職位別の時間レートによる実働時間報酬とする場合もあります。
お客様の事業所で業務を行うアレンジも可能ですので、産前産後休暇・育児休暇中や人員不足、欠員等、有期でのサービスのご提供や緊急対応など、上場会社等の大会社でもご利用いただけます。
経理担当者への記帳指導等のアドバイスサービスも行っております。
標準サービス
- 支払代行・出納処理・資金移動
- 請求書発行及び入金消込、入金管理
- 従業員立替経費精算の検証
- 固定資産台帳の作成
- 仕訳処理・記帳代行および仕訳チェック
- 各種補助簿作成
- 仕訳記帳、総勘定元帳及び月次決算書作成
- 四半期決算、半期決算及び年次決算対応
- 会社法計算書類作成
経理業務のピラミッド
経理業務はこのような構造になっています。
下記のような経理業務がアウトソース向きです。
取引処理業務
資金サイクル、購買サイクル、生産サイクル、販売サイクル等の業務サイクルの中で発生する伝票の処理
定期・定型的な財務報告
- 月次締と月次財務諸表（試算表）
- 四半期決算、四半期決算資料
- 年次決算、会社法計算書類
- 償却資産申告
経理アウトソーシングの解決事例
01
外資系企業の日本法人の会計・税務
この会社は、日本及びアジアの成長企業のニーズを反映した資金調達の選択肢のみならず、プロの投資家に新たな投資機会を提供することを目的としています。
経理システムの選択にあたって、外国企業である親会社側からの要請により、標準仕様のほかに連結仕様が求められ、 さらに科目コード桁数が多いことなどでご苦労がありました。そこで、これに見合う会計ソフトを選択し導入することをアドバイスし、設定から立ち上げまでを支援しました。税務面では消費税還付の状態が数期に亘ることにつき、予め当局に説明に出向いて理解を得ました。 双方の親会社及びそれぞれの監査人からのフィードバックも多岐にわたり、 それぞれの利害関係者と良好な関係を築きながら現在に至るまでご支援しております。
- #スタートアップ企業
- #在外支店
- #子会社
02
上場会社の一事業部のカーブアウト
上場会社の一事業部（輸入販売）を、新たに受け皿会社を設立しカーブアウトするという事例であり、 受け皿会社設立前より法務・総務･経理・給与といった多岐にわたる業務の立ち上げを請け負いました。
法務に関しては弊社と連携する弁護士事務所を紹介し、総務･経理･給与については弊社にてワンストップでのサービスを提供いたしました。 受け皿会社設立にあたっては、事前相談や情報提供、意見交換など数回にわたる会議を重ねることで、制度面や人事面での不安を解消いただくことができました。
その後、カーブアウトまでの期間は、ビジネスの流れに書類の流れを乗せ、 経理への流れと経営者への報告の流れなど処理面において実務的なご相談を続けることで、 カーブアウト後のビジネスに支障のない状態で法的な関係を移行するためのご支援をいたしました。
その後も業務改善の意見交換をしながら、月次・年次の会計・経理のアウトソーシング業務を継続的にお引き受けしております。
- #スタートアップ企業
- #在外支店
- #子会社
03
上場会社の債権債務管理
経理部員の高齢化やバックオフィスの人手不足に伴い、債権債務管理の限定的な業務についてアウトソースのニーズがありました。単体決算、連結決算、税務、等については本社機能に残し、債権債務の計上および出納処理・入金処理に絞ってのアウトソースです。
事業が多岐にわたる上場企業の場合、事業内容の理解が何よりも重要です。基本は事業部で伝票起票されているため、仕訳の正誤判断が正確にできるように、OJTをベースに会社固有の経理処理ルール、注意すべきポイントなどのスキル移管を時間をかけて実施しました。移管を段階的に行うことにより、APO側も段階的にスタッフを増員してスタッフのスキルを上げていくことができ、確実な移管を実現することができました。
出納処理の中には海外送金・入金処理も含まれ海外子会社とのコレポンも代行しています。また日銀報告書の準備、各預金口座の残高管理・残高移動、海外子会社の社内債権債務の残高確認などを承るケースもあり、知見を増やし広範囲な業務の請負を実現できています。
- #戦略的導入会社
- #人財不足
- #経理部KeyPersonの欠員