自分の力を高め、互いに支え合う。
それがAPOの高いクオリティの
理由です

SBOサービス リーダー

A.T

(2021年入社)

事業会社の経理職からAPOへ 入社の決め手は「変化と成長」

所属するSBO部門では、複数のクライアントがいますが、私は医療系上場企業の経理セクションを一手に引き受けている15名ほどのチームの中でリーダーを務めています。
前職では、事業会社の経理部で約5年間従事しました。転職を考えたきっかけは、自分の中での経理職としての成長意欲の高まりです。
前職は経営も安定している良い環境で、今でも感謝していますが、年功序列型の組織で作業内容も固定されていました。コロナ禍に入り社会が大きく変化していった時期に、私自身もこれからのキャリアを見つめ直そうと考えました。そこで経理職としてもっと力をつけられる転職先を探し始めました。業務のクオリティを追求し、常に知識をアップデートできる機会がある環境。APOはその条件にぴったりでした。
2021年に入社すると、会計・税務の専門的な座学研修とOJTがほぼ同時にスタートしました。税法の仕組みから学習する深いトレーニングを受けることになり、はじめて企業活動の中での「経理」の意味を考えさせられました。経理の作業は慣れているつもりでしたが、もっと勉強しなくては、と思わされましたね。
APOのメンバーは「なぜこの経理処理が必要なのか」を、クライアントに説明できる知識と理解力が求められます。そうした経理のプロとして個々が自立した力を身につけたうえで、「チームワーク」を取れることが私たちの価値の一つです。

 

各自が責任を持ち フォローしあう職場環境

経理というアウトソースされる業務の特性上、ミスが起こらない体制が不可欠です。そのため、メンバーのキャリアに関わらず、一人に作業を任せることはありません。

一般的な経理職であれば、習熟するにつれて仕事を一任することが信頼の証という考え方もあると思います。しかし、APOではすべての経理処理で担当者と上長の二人でチェックを行うダブルチェックの体制を取っています。常に固定のメンバーでこの体制を維持するのは困難なため、業務ごとの繁閑に合わせてフォローしあう文化があります。

フォローしあえることを可能にしているのは、ジョブローテーションです。SBO部門では現場で複数の処理を並行しており、その持ち場を長期間固定せずにメンバー同士が交代していくことで業務の属人化を防ぎながら、月末や決算などの繁忙期にも他のセクションからヘルプを出せます。こうしたフォーメーションで、同じクライアント内であるチームだけ負荷が高くなることを避けています。

私は2025年からリーダーに昇格し、担当者のチェックをする立場となりました。スタッフ時代はリーダーのチェックがあることで安心して仕事に向き合えましたし、もっと成長したいと思う気持ちでがんばることができました。リーダーになった今は、品質やチェックの在り方が変化しました。チェック作業を通して後輩の作業クオリティを確かめ、フィードバックできるという意味でメンバーの育成にも役立っています。

前職では、仕事を後輩に「教える」ことはあっても「育てる」ことはありませんでした。 経理経験者・未経験者、年代も性別も様々な後輩の成長に寄り添いながら、チーム全体の仕事がうまく回る方法を考える今の役割は、私にとっても新しい成長の原動力になっています。

チームワークを支える「寛容さ」

そのほか、APOのチームワークを感じる場面は多くありますが、個人的には産休をとったときが印象に残っています。

私は2023年に1人目の子どもを出産し、約1年間の産休に入りました。はじめての育児は想定外のことばかり。職場を離れている時期は、とても仕事のことを考える余裕はありませんでした。だから復帰時はとても緊張しましたね。忘れてしまっている作業もあるし、周囲に迷惑をかけるのではないかと。

けれど、チームは最大限職場に戻りやすいよう調整してくれました。まず時短勤務で時間の融通が効きやすい作業が割り当てられ、幼稚園のお迎えのための早退、子どもが急な体調不良を起こしたときの急な休みも対応してくれました。そのおかげで段階的にフルタイム勤務に復帰できたんです。

こんなに手厚く支えてくれるのかと驚いたほどですが、私のほかにもチームに育児経験者がおり、組織としてフォローする仕組みが整っていました。リーダーとして仕事する上で、チーム内で行っているリーダー向けのトレーニングや後輩との関わり方が、子育てにも良い影響を与えています。

育児に限らず、メンバーにはそれぞれのライフステージや、バックグラウンドがあります。そうした個性にお互い寛容であることも、APOのチームワークを強くしているのではないでしょうか。私自身も同じように、仲間を支えられる存在であろうと思います。